2025-02-28
DiEGO表参道 宮﨑優花個展 循環する出来事の集積|Yuka Miyazaki Solo Show Sakura
宮﨑優花個展 循環する出来事の集積
Yuka Miyazaki Solo Exhibition SAKURA
2025年3月8日(土)- 3月29日(土)
水/木13:00-18:00
金/土13:00-20:00
日/月/火 休廊
※3/21 19:30、最終日18:00
08.03.-29.03.2025
Wed/Thu 1-6 pm
Fri/Sat 1-8 pm
Mom/Tue/Wed Closed
※21.03close at 7:30pm 29.03 close at 6pm
世の中の喧騒に流されることなく自分のペースで制作を続け、
着実に活動の場を広げる宮﨑優花。
2025年春、 DiEGOで約3年ぶりの個展を開催いたします。
宮﨑は、素材が持つ「自然作用」と「人為」について作品にしています。
近年の作品は、自生草木の採集を行い、その植物を燃やした灰を素材として使用し、素材がある条件に晒された時に起こる、ヒビが割れる物質の作用による変化を作品に取り入れています。この技法で、今あるものが変化していく変容性や自然のパターンについて研究し、植物の特徴とその土地の瞬間的な気候や環境を捉え、自然や物質の深部に立ち入ろうとしています。
今回の展覧会、「循環する出来事の集積」は2016年から継続的に行ってきた「桜」についてのリサーチ・蒐集・制作を発表いたします。
現在、全国のさくらの8割を占めている「ソメイヨシノ」は、枯れやすく種子も出来にくい品種です。
本来自然の中では育たない植物ですが、戦後の都市計画や景観美の観点、そして接木の成功率の高さ、成長の速さなどの経済的な理由も重なり、人間の活動により現在のように広く分布したと考えられます。そのような「ソメイヨシノ」は、人工/自然という考えの中で、極めて人工的に存在する植物であると言えます。不自然な存在故に、限られた期間で咲き、散っていく植物に「生と死」にまつわる意味を多くの人が見出し、美の対象としてきました。
展覧会と同名の作品「循環する出来事の集積」は日本各地の桜の花と灰を蒐集した作品で、全国に植樹され毎年大量に散っていき、土になることを繰り返したきたその一つ一つの花に意識を向けています。
また、桜の木を燃やした灰や桜の樹皮からとった染料を使った絵画シリーズは、かつて、花を咲かせ葉を茂らせた桜の木を燃やし、灰になり、また新たな姿として現れる物質の巡ってきた一瞬を切り取った現在の姿を表しています。これらを通して、桜という物質が持つイメージと物質そのものが繰り返してきた循環、そして人間の関わりについてを思考する展覧会です。
宮﨑優花 Yuka Miyazaki
1990 群馬県に生まれる
2015 武蔵野美術大学大学院・油彩専攻修了
2015~群馬県にて制作活動
2020~茨城県にて制作活動
近年の展覧会・個展
2024 Budapest Contemporary Art Fair(ハンガリー/ブタペスト)
“Szilvashi CIRCLES”(ウクライナ/キーウ)
2023 ashes and sliver leaf/Hebel_121(スイス/バーゼル)
行方不明”の”日本人 Vol.02/CONCEPT SPACE/R2(群馬)
2022 Cracked ashes painting/DiEGO(東京)
RINKO-KAKU[Tea-room]Project2022 空の器=想像の器/臨江閣(群馬)
Web http://miyazakiyuka.com
Instagram @yuka_miyazaki0325
DiEGOへのわかりやすい道順
1、まずは表参道ヒルズを目指します。
2、表参道ヒルズ・ヒルズカードカスタマーセンター横にある北口を出ます。
3、北口を出て右に少し歩くと、左手に坂道があります。(道路に○○○があります。)
その道を突き当りまで歩きます。(2分程度)
4、突き当りを左に曲がり、右側前方を見ていただくと黄色い3階建ての建物があります。
そこがオリエンタル原宿です。